施工後の製品のあばれ・突き上げ・床鳴り防止のため、以下の点にご注意ください。
合板捨て張り工法(一般木造)
大引きは90mm角以上、根太は45mm角以上の乾燥材をプレーナーで平滑に仕上げたものを使用してください。
尚、原則として、大引きは3尺、根本は1尺の間隔を開けてください。
根太組みされた面に段差が生じないように、レベリング合わせを必ず行ってください。
根太の上に12mm厚の耐水合板で捨て張りを行ってください。
また、捨て張り合板の間は2〜3mm程度の隙間をとり、継ぎ目に段差が生じないようにしてください。
張り込む前に必ず製品の雄実方向を確認の上、張り込んでください。
施工は接着剤・釘併用で行い、釘はフロア用のスクリュー釘 (50mm)、接着剤は根太用接着剤を使用してください。
雄実部と雌実部は、当て木を当て、金槌で軽くたたいて差し込んでください。
施工業者様がお持ちの隙間ゲージで、ジョイント部の隙間を0.2〜0.5mm程度空くようにしてください。
隙間ゲージがなければ名刺もしくは葉書をお使いください。(1〜2枚分の厚みが入る程度)
フローリングの伸びを吸収するために、壁際は密着させずに壁から3〜5mm程度の隙間を確保してください。なお、隙間は幅木で隠してください。
床板の雄実部の釘打ち箇所には、あらかじめ直径2mm程度のリード穴を開けてください。
また、フローリングのエンド部のジョイントは、必ず根太上に来るように行ってください。
ピアノ・大型冷蔵庫などの重量物を設置する場合には、下地の補強を充分に行ってください。
はき出し窓サッシへの納めや敷居納めの場合は、必ず3〜5mm程度の隙間を設け、コーキング処理をしてください。
フローリングがサッシ等に直接触れていると結露水が染みこんで、シミ・ふくれ・割れ等の原因となります。
施工後は、水ヌレ・汚れ・傷等からフローリングを保護するため、ビニルシート・発泡シート等の養生シートを壁際まで隙間なく敷き込み、養生テープで止めてください。
さらにその上にダンボールや合板を敷いて、充分に養生してください。
養生テープをはがす場合は、ゆっくりとはがしてください。
急激にはがしますとフローリング表面を破損することがあります。
養生テープは、必ず木質フローリング専用の養生テープを使用してください。
布製ガムテープ・広幅クラフト粘着テープ、ビニルテープ等は粘着力が強く、フローリング表面にテープ跡が残ったり、表面を破損したりすることがありますのでご使用にならないでください。